MOMO TIMES 11月号
木次乳業の旬の情報をお届けします。
Japan Cheese Awards
2024ナチュラルスナッカーが、最優秀部門賞!
国産ナチュラルチーズの最高峰を決める『Japan Cheese Awards 2024』が、東京ドームシティプリズムホールで10月19・20日の2日間にわたって開催され、弊社のチーズ『ナチュラルスナッカー』が、[パスタフィラータ/ストリングバラエティ部門] で最優秀部門賞に選ばれました。
『Japan Cheese Awards』 は、 チーズプロフェッショナル協会が主催する国産ナチュラルチーズのコンテストで、2年に1回開催されます。 6回目の今回は過去最多のエントリー数で、120工房から371品のチーズがエントリーしました。
ナチュラルスナッカー
さいて食べるナチュラルチーズ。 やさしいスモークの薫りで、クセがなくマイルドな風味です。細く繊維状にさいたり、太めに豪快にさいたり、さき方によって味わいが変わります。
子どものおやつ、大人の酒のつまみなど、様々な場面でお楽しみいただけます。
令和6年度 島根県 『乳質改善共励会』 で表彰された、 木次牛乳生産者をご紹介します。
雲南地区表彰者(あいうえお順)
板井 雄士さん 定本 秀敏さん 三原 治雄さん
おめでとうございます。
島根県『乳質改善共励会』は、毎年県内の酪農家を対象に乳質を審査し、成績の良い酪農家を選んで表彰しています。令和6年度の審査は、令和5年9月から令和6年8月までの期間を対象に行われ、 木次乳業製品の原乳を生産していただいている牧場からは3牧場が表彰されました。
ひとくちに“酪農”といっても、酪農家さんによって飼育方法・餌・搾乳方法などに違いがあり、それぞれが信念を持っていらっしゃいます。良質な牛乳を搾る秘訣や牧場の近況などについて、それぞれにお聞きしました。
多くの人の協力を得ながら理想の酪農を追求。
板井 雄士 さん
技能実習生のリアさん
板井牧場 (雲南市加茂町)
飼育頭数 / 83頭
うち搾乳牛/50頭
「うちの牧場は、基本的に私が1人で牛舎の仕事を行っています。手が回らない堆肥の処理や草刈りなどは外部の人にお願いしており、みなさんに協力してもらいながら牧場を切り盛りしています。
1ヵ月ほど前から、インドネシアから来た技能実習生のリアさんが牛舎で働いています。彼女が働き始めてから、遅れがちだった牛舎の仕事がスムーズに流れるようになりました。
リアさんは今は毎日の作業をこなすことで精一杯のようですが、これから少しずつ仕事に慣れてもらい、牛さんの小さな変化に気付くことで病気を未然に防いだり、将来的には種付けもできるようになってもらえればと考えています。
私は、6年前から『わたなべ酪農ゼミナール』で渡邊先生の指導を受けていましたが、その渡邊先生が先日、お亡くなりになりました。渡邊先生と出会い、たくさんのことを教えていただいたことは私にとって素晴らしい経験でした。
渡邊先生にもっと深く教えてもらいたかったとの思いもありますが、これからは同じ門下の方々との繋がりを大切にして、SNSなどを利用しながら皆さんと一緒に酪農を学んでいけたらと思っています。酪農にはここが頂上というところはないので、自分が理想とする酪農を追い求めて行きたいと思います。
現在、うちの牧場はつなぎ飼いの牛舎ですが、将来的には私が理想とするフリーバーンの牛舎にできたらいいなと考えています。そのためにはいろいろな問題があり、1つ1つ解決していきたいと思っています」
暑さ対策に試行錯誤中。
定本 秀敏さん
さゆりさん
定本牧場 (雲南市加茂町)
飼育頭数/42頭
うち搾乳牛/31頭
「近年の夏はめちゃくちゃ暑く、今年の夏も本当に暑くて、牛さんたちは大変だっただろうと思いますが、よく頑張ってくれました。昨年までに牛舎の換気扇を増やし、今年はミスト発生器を追加するなど、できる限りの暑熱対策をとってきました。
それでも9月に暑かった時には牛さんはバテ気味になり食欲も低下していたので、これまでよりも品質の良い乾草を多めに与えるようにしました。 そうしたところよく食べるようになって体調も良くなり、下がり気味だった乳の乳脂肪や無脂乳固形分も上がりました。
この他に暑さ対策として、5年ほど前から、暑さに強い牛さんを育てようと独自に取組んでいることがあります。現在、搾乳しているホルスタイン種は乳量は多いのですが暑さに弱い品種とされており、どうしても夏場はバテ気味になってしまいます。
そこで、ホルスタイン種と暑さに強い品種をかけ合せて、暑さに強く乳量の多い牛さんを育てようと、ホルスタイン種×ブラウンスイス種、ホルスタイン種×ジャージー種など、異なる品種を交配させています。能力はまだ未知数ですが、生まれた子牛さんは今すくすくと成長しています。
先の見えないことに挑戦しているので『趣味の世界に入っている』と妻には言われますが、 この挑戦を続けたいと思っています。牛さんばかりでなく、毎日牛さんのお世話をする人間も健康であることが大事です。私たちも休める時間にはちゃんと休憩をとって休むようにしたいと思っています」
50年かけてたどり着いた酪農。
三原 治雄さん
栄子さん
三原牧場 (雲南市大東町)
飼育頭数/43頭
うち搾乳牛/42頭
「3年前、うちの牧場では、生まれた牛さんの育成をやめました。私たちの年齢から、近い将来、酪農を辞めることを考えてのことです。
牛さんが生まれて搾乳できるようになるまで3年かかるので、いま最後の育成牛を育てています。最後の1頭が乳牛としての役割を終えるまで、私たちも楽しみながら酪農を続けていきたいと思います。
近年、飼料価格の高騰で廃業する酪農家さんが増えています。私たちも牧場経営が厳しく、廃業という言葉が頭をかすめたこともありましたが、廃業しなかったのは、牛さんの命を守ってやりたいという思いがあったからです。
乳牛は経済動物で、搾乳するために人間によって生かされています。命をかけて出産し、命を削って乳を提供してくれるのに、『エサ代が高く廃業するから、あなたたちは全員クビ』のようなことをしてしまったら、牛さんたちに申し訳ないとの思いがありました。
そして、牛さんたちが乳牛としての役割を終えるまで、貯金を切り崩してでも飼料を買って与え、酪農を続けようと決めました。飼料購入のため余分に数百万円を使いましたが、牛さんの命を守ってやれて良かった思っています。
飼料代を安くするため、高栄養の飼料をやめて、サトウキビの搾り粕や大豆粕など栄養価の“薄い”ものを粗飼料と共に与えるようにしました。そうしたところ乳量は減りましたが、 牛さんが以前より健康になり、この夏も大き
な問題もなく過ごすことができました。
これまでは乳量をひたすら追求してきましたが、こういう酪農もあるのだなとしみじみ感じています」
社員食堂『おまかせや』 チーズづくしで祝う、米の収穫。
10月14日(月)新入社員研修で植えた稲が、 社員食堂の玄米ご飯になりました。
弊社の田んぼの稲刈りが9月下旬に終わったので、社員食堂 『おまかせや』では今年も新米の提供が始まりました。 10月14日は、玄米ごはんに木次チーズをたくさん使ったおかずで、新米の収穫を祝いました。
この日のメニューは『カボチャのケチャップチーズ焼』『ほうれん草とモッツァレラナムル』『リンゴとモッツァレラのサラダ』などで、チーズのほかに、自社畑で作った野菜もたくさん使われていました。
『おまかせや』三加茂の話
「私は朝、出勤するとまず自社畑に行き、その日の料理に使う野菜を収穫します。自社畑の作物は相談役が作ってくださっており、先日はラッキョウの種球を植えられました。
ラッキョウは春になったら収穫し、ラッキョウ漬けにしてみたいと考えています。『おまかせや』は木曜日が“カレーの日”なので、そのラッキョウ漬けを薬味にして、カレーをおいしく食べてもらえたらいいなと思っています」
木次パスチャライズ牛乳が、小物の入るミニケースになりました。
甲斐みのりさん監修
全国パックドリンクミニミニケース
カプセル価格:400円
取扱店舖:全国のカプセルトイ売場、ホビーショップ、PUKIオンラインショップ、 一部書店など
弊社でも ガチャを楽しめるよう準備中!
社員食堂 『おまかせや』のプロボローネを使った 『かぼちゃのケチャップチーズ焼き』
材料 (3~4人分)
・プロボローネ ・・・1/4個
・かぼちゃ・・・1/4個
・ケチャップ ・・・大さじ3
作り方
❶ プロボローネを5ミリほどの厚さにスライスします。
❷ 【カボチャの下ごしらえ】
カボチャは種とワタを取り除いて5ミリほどの厚さにカットします。 サッと水にくぐらせたあと耐熱容器に並べ、 電子レンジで加熱します。加熱時間の目安は、600Wの電子レンジで約5分。 爪楊枝などで刺してみて、かたいようだったら10秒ずつ追加で加熱します。
❸ ②の粗熱が取れたらケチャップを塗って、①のスライスしたプロボローネをのせ、耐熱の皿に並べます。
❹ ③を電子レンジに入れ、チーズの溶け具合をみながらお好みで加熱したらできあがり(加熱時間の目安は600Wで 1分30秒)。アツアツを召し上がれ♪
9月28日(土)、雲南市市政20周年を記念して、『うんなん食のフェスタ×水曜どうでしょうキャラバン2024』が、 木次町の斐伊川河川敷特設公園で開催されました。
弊社は地元・雲南市で久しぶりの出店。
牛乳や 『VANAGA』を販売しました。