MOMO TIMES 10月号

“いのちへの敬意”と、“自然の恵みへの感謝”を詰めこんだ
木次乳業のコロッケ 新発売
弊社のシンボル牧場である『日登牧場』では、山地酪農によりブラウンスイス種の牛さんを育て、その牛さんから搾乳したミルクで『ブラウンスイス牛乳』『山地酪農牛乳』を生産しています。
山地酪農では、牛さんを可能な限りストレスのない環境で大切に育てています。大切に育てた乳牛が役割を終えた後も、そのお肉をおいしく食べていただくことで、最後まで誇り高く扱いたい。それが、私たち酪農に携わるものが牛さんの命に払える最大の敬意だと考えています。
今回、弊社が新しく発売した3種類のコロッケは、“牛さんのいのちへの敬意”と“自然の恵みへの感謝”をかたちにしたものです。余分な添加物を使用せず、素材本来の味を大切に生かしながら、コロッケの衣はサクッと香ばしく、中の具はとろっと深く優しい味わいに仕上げました。ぜひご賞味ください。
木次乳業のコロッケ3種セット 3,980円(税込)
セット内容
・元気で気ままな放牧育ち「山地酪農コロッケ」
ブラウンスイス牛ミンチ+山地酪農牛乳
内容量:300g(1個60g×5個)
冷凍
・元気で気ままな放牧育ち「ジューシーメンチカツ」
ブラウンスイス牛ミンチ+山地酪農牛乳+奥出雲木次バター
内容量:300g(1個60g×5個)
冷凍
・のんびり島根の里山育ち「ミルククリームコロッケ」
木次パスチャライズ牛乳+奥出雲木次バター
内容量:250g(1個50g×5個)
冷凍
詳しくはこちら→https://kisuki-milk.ocnk.net/page/croquette
華やかで優雅なだけじゃない。
その紅茶の後ろにある物語をお客さまに伝えています。
『Pungency(パンジェンシー)』さんは、松江市の「小泉八雲旧居」近くにある紅茶専門店です。かつて松江城近くにあったセレクトショップの紅茶部門として、12年前に産声を上げました。6年前からは『紅茶専門店 Pungency』として独立。現在の場所にお店をオープンされました。紅茶通をうならせる茶葉を扱う専門店というだけでなく、近年はおいしいかき氷のお店としても有名です。『紅茶専門店 Pungency』代表の松尾大樹(まつお・ひろき)さんにお話を伺いました。
Pungencyの非常勤講師 羊の執事“パンジェ”氏
紅茶の魅力
「私が紅茶専門店を始めたのは、紅茶が好きだったからではなく、紅茶が茶処松江にちなんだ飲み物なので、セレクトショップの一部門としてなんとなくふんわりと始めました。
初めは有名ブランドの紅茶のみを扱っていましたが、一杯の紅茶の奥にある1つ1つの生産地にある物語に魅力を感じたので、今の店舗に移転してからは国内や海外の生産者から紅茶を直接買い付け、生産者を前面に押し出した販売を行っています。
紅茶は、気象条件などにより良い茶葉ができる年とそうでない年があるので、同じ畑で作られた茶葉でも去年と同じ味ということはありません。有名ブランドの銘柄のように、毎年違う味の紅茶を、ブレンドの技術でいつも同じ味にして守り続けることも大切なことですが、当店が大切にしているのは、毎年味が違う、その年にしか出会えない『一期一会』の紅茶です。現在、紅茶は日本のすべての都道府県で作られています。私は生産地に出かけ、生産者に直接会い、どんな場所で、どんな人が、どんな思いでその紅茶を作っているのかを見聞きし、それをいろいろな形でお客さまにお伝えしています。優れた茶葉を作っているのに後継者がいないという茶園もあり、なんとかしたいのですが、今の私の力ではどうすることもできません。まずは皆さまに現状を知ってもらうことが大切と考えています。
日本の紅茶は世界でも高く評価されており、『THE LEAFIES』や『Great Taste』などをはじめとする世界の紅茶のコンテストで良い賞を獲得しています。とても素晴らしいことですが国内ではあまり知られていません。このような情報を広めていくのも、私たち紅茶を販売する者の役目だと感じています。ふんわりと始めた紅茶専門店ですが、今は確固たる信念を持って紅茶の普及を行っています」
Pungencyの紅茶
かき氷が大人気
「かき氷は8年ほど前に始めたメニューです。実は、茶業は夏の間、売り上げが落ちます。暑い時期は、お茶の需要が落ち込むからです。当店もその例に違わず、夏の売り上げが落ち込んでいました。そこで、夏にお客さまにお店に来ていただける方法はないかと考え、かき氷だったらいいんじゃないかと思いつき、紅茶のかき氷を作ってみることにしました。当時、紅茶のかき氷というのは聞いたことがなく、食べたこともなく、当然レシピもありませんでした。完成形というゴールが見えない状態でのゼロからのスタートで、ありとあらゆる材料を使って何百回と試作を重ね、試行錯誤しながらオリジナルの紅茶のかき氷を作りました。
現在、当店には全部で7種類の紅茶のかき氷がありますが、ふわふわのムースを乗せたムース系のすべてのかき氷に木次パスチャライズを使っています。かき氷がメニューに加わったことで、夏がもっとも暇だった当店は、夏がもっとも忙しくなりました。かき氷は9月末で終了し、来年の5月頃に再開する予定です」
木次パスチャライズ牛乳をお使いくださる理由
「当店ではミルクティーなどのミルク系ドリンクやスイーツに木次パスチャライズ牛乳を使っています。
店を始めるにあたって、どんな牛乳を使うかを夫婦で考えたときに、妻が雲南市出身だったことから雲南市の牛乳である木次パスチャライズ牛乳を使ってみようということになりました。早速、取寄せてドリンクやスイーツに使ってみると、風味が良いうえ他の素材との相性も良く、すばらしい牛乳だと感じました。そこで木次乳業について調べてみると、日本で初めて低温殺菌牛乳をパスチャライズ牛乳の名で流通させた乳製品メーカーで、初代社長の佐藤忠吉さんは有機農業の先駆者であり独特の哲学をお持ちの方であることもわかりました。木次乳業について深く知るほど、当店で使わせていただく牛乳は木次パスチャライズ牛乳以外にはないと思いました。
今では、木次パスチャライズ牛乳は当店にとってなくてはならない牛乳となり、営業で県外に行くときには現地で販売されている店を教えてもらってそこで買ったり、どこへ行っても、何がなんでも、木次パスチャライズ牛乳を確保できるようにしています」
プレゼント用のパッケージ。ネーミングは、その紅茶の持つ背景・歴史からの物語を感じるものに。
茶葉の生産者を訪問(左が松尾代表)。Pungencyのお客さまと一緒に生産者を訪ねる機会を増やす予定だそう。
木次パスチャライズ牛乳が使われている、王道のミルクティー。
木次パスチャライズ牛乳はチャイやティーラテにも使われています。
木次パスチャライズ牛乳を使用した『ミルクティー ムースのかき氷』。
甘さひかえめでほんのり渋味がある「大人向け」の味のかき氷です。
いつもの何気ないお茶の時間がより楽しく、より豊かなひとときとなるように、『紅茶教室』を開催されています。
Pungencyの外観
紅茶専門店Pungency
島根県松江市北堀町168
TEL 0852-78-2682
Open 10:00-18:00 月曜定休
Pungencyホームページ https://pungency.info/
奥出雲葡萄園のフラッグシップワイン『シャルドネ2023』が金賞受賞
弊社の系列会社『有限会社 奥出雲葡萄園』の『シャルドネ2023』が、『日本ワインコンクール2025』欧州系品種 白の部門で金賞を受賞しました。奥出雲葡萄園が金賞を受賞したのは創業以来初めて。社長の安部紀夫さんにお話を聞きました。
「以前、弊社では、お客さまにワイン用ブドウのシャルドネを収穫していただく『シャルドネ収穫イベント』を毎年開催していました。コロナ禍により一旦イベントをやめ、現在は収穫ボランティアという形で、お客さまに弊社スタッフと一緒にブドウを収穫していただいています。
他のワインと違い、シャルドネはブドウの収穫のところからお客さまと関わりを持っていただいているワインなので、今回の金賞受賞は、これまで収穫をしてくださったお客さまと一緒によろこびを分かち合いたいと思います。
2023年は、シャルドネのブドウの出来がとりわけ良い年というわけではありませんでした。年間を通して雨の日が多く、夏には真夏日や猛暑日が多くあり、その影響でブドウの粒が傷み、傷んだ粒の割合が例年よりかなり多くなりました。
ワイン用ブドウは基本的に、傷んだ粒をハサミで取り除きながら収穫をしますが、2023年のブドウは気候のせいなどで傷んだ部分が多く、そこを丁寧に取り除く必要がありました。いつもより時間をかけて収穫作業をおこなったため、むしろ良くない部分の混入が非常に少ないブドウを仕込むことができました。
今回の金賞を足掛かりに、安定して金賞に選んでいただけるようなワインを造っていきたいと思います」
なぜ、シャルドネが奥出雲葡萄園のフラッグシップワインなのか?
「奥出雲葡萄園は、1983年に木次乳業が地元の農家さんと一緒に、山ブドウ交配品種のブドウ栽培を思い立ち、ブドウの木を植えたのが始まりです。その3年後、私は木次乳業に入社しました。ちょうど植えたブドウが大きくなって、『ブドウが穫れた。じゃあ、次はワインを』と、ワイン事業を思い立った頃でした。
私は入社して間もなく奥出雲葡萄園のワイン造りの責任者を任され、山ブドウ交配品種でのワイン造りの計画を進めることになりました。しばらくして国税庁醸造試験所に研修生として入所し、1年間ワイン造りを学びました。そのときに先生から『ワインにはワインに適した醸造専用品種のブドウがあり、山ブドウ品種では品質の高いワインは望めない』と教えられました。山ブドウ交配品種で始めようとしたワイン造りは、陶芸に例えるなら自宅の裏山の土を我流でこね、なんとかよい茶わんを作ろうとしているようなもの。王道のワイン造りを知りもせず、井の中の蛙だったと気づきました。そこで、まずはシャルドネやカベルネソービニヨンといった長いワインの歴史の中で磨かれた醸造専用品種のブドウを使い、基本の醸造技術を修得することが優先だと考えました。
研修から戻った1992年、奥出雲葡萄園の開業に合わせて醸造専用品種であるシャルドネとカベルネソービニヨンの木を新たに植えました。このブドウが数年後に実をつけ、そのブドウで醸造したワインを当時の『国産ワインコンクール』に出品したところ、2回目のチャレンジでシャルドネが銀賞を獲得しました。市場でも高い評価を受け、以来シャルドネは弊社のフラッグシップワインとなりました。
一方で、初めに手掛けた山ブドウ交配品種は、そのまま諦めたわけではありません。醸造技術の研鑽によって山ブドウ交配品種でも良質なワインを作れるようになり、農のあり方を模索する我が社にとって意味のあるブドウとして『小公子』『杜のワイン』という名前でワインを販売しています」
安部社長(一番右)と、畑スタッフ
収穫されたブドウ
奥出雲葡萄園の外観
ブドウ収穫のようす①
ブドウ収穫のようす②
ミステリーサークル?
5月に新入社員研修で植えた弊社の田んぼの稲がしっかり成長し、10月に稲刈りをする予定です🌾弊社は稲を低農薬・有機肥料で育てており、この田んぼの米を弊社の社員食堂『おまかせや』にて玄米ご飯で提供しています。低農薬・有機肥料での栽培は、問題も多く起こります。写真は9月20日の田んぼ。中央にミステリーサークル状の穴ができました。これは有機肥料がこの部分に固まってしまい、稲穂が成長しすぎて重たくなり倒れたものです。この他、いもち病にかかったり、低農薬・有機肥料での栽培は骨が折れます。
田んぼにミステリーサークル状の穴ができました
Presented by 島根トヨペット
あつまれ!!はたらくくるま2025 開催
乳製品を運んでいる弊社の冷蔵車も会場に展示されます。
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島根県牛乳普及協会ブースでお待ちしています♪
チケットの購入方法など、詳しくは公式サイトへ
公式サイト https://hatarakukuruma.jp/